プロ学とSIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)が提供している遠隔授業は、今回で3校目の開催です。

茨城県古河市の大和田小学校と東京のSIEオフィスをインターネットで繋げ、いつものようにtoio開発者である田中さんとの自己紹介からスタートします。

田中さんからは東京オフィスの窓から見える風景を、大和田小学校の先生からは小学校の周りの風景を画面越しに紹介していただきました。


お互いの地域の様子などが交換できると、それだけで文化交流になり、子ども達とも楽しそうに会話ができました。

楽しい会話のあとは、いよいよプレゼンタイムです。
大和田小学校の生徒さん(5・6年生。22人)が考えた、「toioを使った新しいあそび」のアイデアを順番に発表していただき、田中さんからコメントをもらいます。


子どもたちのアイデア⑴


■タイトル  :  おはじき逆ダーツ

■ステップ  :  ①専用の紙をつける
          ②紙の上におはじきをのせる

■遊び方   :  キューブを動かしておはじきを高得点の外側に広げよう!

発表アイデア

発表後の改善アイデア
おはじき逆ダーツをプレイ中!
子どもたちのアイデア⑵


■タイトル  :  動くサッカー

■ステップ  :  ①箱の2面を切る
          ②キューブに切った箱をつける

■遊び方   :  動くゴールにコインを入れたら勝ち

発表アイデア
発表後の改善アイデア


発表後の質疑の様子


田中さん
思いついたきっかけはなんでしょうか?

■子どもたち
最初はメダルゲームをつくろうとして、専用の紙に載せたら、倒れちゃって、工夫してこうなりました。

田中さん
4人のチームで意見が割れたり大変なことはありましたか?

■子どもたち
意見が割れたことはなかったけど、最初は四角にしていてなかなかうまくいかずに、今のように形を変えたり穴をあけたりして、みんなで相談してうまくできるようになりました。

田中さん
うまくいかないことがあっても、みんなで協力して努力することは大人になっても必要になってくるので、とてもいい経験だったと思います。


子どもたちから質問


■子どもたち
toio™(トイオ)への想いはありますか?

田中さん
ロボットの研究をしていた時に、おうちで使えるロボットを作りたいという気持ちから、こういう小さいロボットを作りました。最初は大がかりで専用カメラが必要だったりしていましたが、どんどん改善していきました。

みなさんと同じように作って試してやっとできたものです。作りたいという想いと届けたいという想いがあってこういう製品ができました。

みなさんも、作りたいものがあったら諦めずに楽しみながら作ってください。



遠隔授業の良いところは、どんなに離れた場所の人ともリアルタイムにコミュニケーションが取れるところです。
大和田小の皆さんとSIEの開発者が直接お話することで、モノづくりの楽しさや、あそびを創り出す大変さなど、開発現場の雰囲気を少しでも感じていただけたら嬉しいです。



SIE株式会社の授業の詳細は、こちらのページにてご紹介しています。
https://progaku.com/sie/

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