プロ学 3つの特徴

1
プロフェッショナルとつながる学びのデザイン

現在行われている多くの授業は、子ども達に企業のプロフェッショナルな方々の知識や経験を教えるという「企業紹介インプット型」の授業です。そこで、本授業は企業が取り組む社会問題を子ども達が協働して考え、その解決アイデアや工夫を実際にプロフェッショナルな方々に発表する「課題解決アウトプット型」の授業に取り組みます。そのため,企業が解決したい社会問題や目指す社会像を学び,その実現のために,子ども達が自ら課題を設定し,グループで協働しながら,解決するためのアイデアを考える時間を大事にしています。

2
都心のオフィスと地方の教室がつながる

現在企業が行っている出張授業では,時間的・地理的な制約のため,都市部が中心で行われています。そのため,中山間地域や離島などの地方の学校では,多様な働き方を見る機会が少なく,そういったニーズは高いが実施が難しく教育格差が生まれています。そこで,手軽に使えるタブレットなどのICTを積極的に活用して,社会とつながる学びが「全国どの学校でも日常的」に実施できるよう取り組みます。さらに,都心部のオフィスからの遠隔授業により,地方にはない特色のある景色や働いている様子をより実感を持て感じることができることも遠隔授業の利点の1つです。

3
出張授業で教えるから、遠隔で共に考える

現在行われている多くの出張授業では,企業の方が現地の学校に出向いて教師の代わりに「先生」として授業を実施しています。
そこで,本授業は子ども達の発表について,コメントする「アドバイザー」として参画していただきます。教師は「子ども達との関わりや教え方」のプロなので,事前学習や子ども達がアイデアを考える授業は教師に実施してもらいます。ただ,そのアイデアに関するコメントはプロフェッショナルではない教師にはできません。そこで,企業の方には,子ども達の発表に対し,プロフェッショナルにしかできない「アドバイザーとしてコメントする」立場として参画してもらいます。